彼女のパーツ

忙しいフリが忙しい足草です
あ、今の嘘です。と言う弁解をリアルの為に入れておくところが
いやらしいと専らの評判ですこんにちは。


都合よく当てはまる記事ができてしまったので
れいでぃお君とこの『あなたの好きな体のパーツはドコ?』にTBです



-----------------------------------------------------------------




「私のどこが好き?」

ベッドでうつ伏せになり、上体を起こしながら足をバタつかせるその音が耳についた
隣のデスクでパソコンのキーボードを叩きながら僕は「別に」と言った

「何よ、見もしないで。ちゃんと真面目に答えてよ」

「いろいろ」

「もうっ、じゃあ鼻は嫌い?」

「そうだな。君の鼻は僕の好みとは言えない」

「イジワルね。嘘でも好きだと言えないの?」

鼻の詰まった声で彼女が言った。
皮肉混じりに鼻をつまんで話しているのだろう

「そういう性格なの、知っているだろう?」

「じゃあ手は?」

「手もなぁ、あ、でも右の手だけは好きかもしれないな。指先が長いだろう?でも君の腕は少し細すぎるよ。
足もそうだ。もう少し太った方が魅力的だよ」

そう言うと、彼女は足のバタ足をやめた。少し怒っているのかもしれない

「お世辞の一つも言えないわけ?じゃあ胸は好きでしょう?」

「胸は好きとも嫌いとも言えない。そんなにこだわらない方だから。」

「じゃあ腰とかお尻とか、私の身体に興味が無い訳なの?」

「そうだな……。唇とかは好きかもしれない」

「唇?私の?」

「そう。唇。」

「何よ。私、顔は目に自信があるんだから。唇なんて分厚くて、いやらしい感じがして好きじゃないわ」

「そう?色っぽいと思うけど」

「目は何だか大きすぎる。見られると恐くなるよ。
耳はいつも髪の毛で隠れているからちゃんと見たことないし」

「それは興味がないだけじゃないのよ」

彼女の鼻声が気になった。
いつまでふざけているつもりなんだ

「その鼻声、やめてくれないか」

そう言うと、彼女は黙り込んでしまった
少し言い過ぎたかもしれないなと思ったが、この仕事を終わらせるのが先だ
フォローは後で、たっぷりしてやればよい

最後の一行が書き終わり、メールを先方に送る
僕はノートパソコンを閉じてベッドの方へ振り返った
彼女がいない。
トイレにでも行ったのかな、と思って僕がベッドに近づくと
シーツの上に唇と、右腕が転がっていた
僕が好きではないと言った彼女のパーツは、忽然と姿を消した
僕は、好きな彼女の好きなパーツをしばらく眺め
右手を拾って掌を舐めた
しかしこれはもはや以前の彼女ではない

「右手だけになって……、こんなもの好きになれないよ」

愕然として僕がそう呟くと、彼女の右手はスゥッっと消えてしまった
彼女の中で、僕の好きなパーツだけが残った。
もう、取り返しのつかないことになっていた

唇だけになった彼女を見て、僕は悲しみに暮れた
好きだと言わないと、唇さえも消えてしまいそうで恐かった
僕は小声でごにょごにょとそれらしいことを呟いた

唇はくねくねと身をよじり、器用に床を進みながら
少し開いた窓から外へ出ていった



続きは、これです。



好きなパーツの理由、書いてませんね。
しかも本当に好きなパーツは唇じゃないし
と、最低のコメントを締めにさようなら。


♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪

<テーマ>
『あなたの好きな体のパーツはドコ?』

異性・同性・生態種にかかわらず
つい見てしまう、またはこだわる体のパーツを一つだけ挙げてください。

<参加方法>
当記事のコメント&鍵コメ、トラバ、何でもアリで発言する。
人以外(ペット)でも構いません(笑)

 ・好きな体のパーツ
 ・その理由

※ ご自分の名前を伏せておきたい方は鍵コメにてレスください。

<参加締切>
12月4日 23時30分

集計元:犬のいる暮らし、プライスレス。(http://radio69.exblog.jp)

♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪
[PR]
by gennons | 2004-11-29 16:36 | 妄想
<< 色っぽい唇 前夜 櫛(くし) >>