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最後のくのいち

千と千尋の神隠し見ました。テンションも上がり、
時代錯誤な感覚でテーマソングを歌いながら帰り道を歩いていますと
すれ違う三人に一人は訝しげな顔で振り返ります
同時に「タイタニック」も見たのですが、ぐちゃぐちゃに泣きました。
と、社内の人に話しても、誰一人、共感してくれません。何故?

恋文企画が徐々に盛り上がりの兆しを見せてきていますね
これを機にトラバデビューして欲しい人物がいまして……
うそ日記のtaketoshinkai様、やるならいまですよー。
なんちて。


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泥酔に泥酔を重ね暗く、細い路地で僕がゲロゲロと食ったモノをリバースしていると
突然背後から口を塞がれた

「しっ、静かに」

誰とも分からない女が耳元で囁く
手で塞がれたくらいで僕のリバースは途中で止まるわけもなく
女の指の隙間からぴゅうぴゅうと黄色い胃液が吹き出していた
女が口を塞ぐせいで口の周りにもリバースしたものが跳ね返ってくる
顔中がベトベトのぎとぎとになって気分が悪い
そして、何が起こっているのか見当も付かない

ひとしきり吐くモノもなくなり、僕はその場にしゃがみ込んだ
そして後を振り返るとそこには、

真っ赤な服を着たいかにも怪しい女が目を細めていた

「くのいち」だ。
直感的にぼくはそう思ったが、いささか年を取りすぎているのではないだろうか
見たところ、50代後半といったところか
しかし全身に纏っている朱色の着物、アンダーウェアとも言うべき鎖帷子
そして背中から覗く日本刀、ひらひらとなびく赤いマフラー。
新宿の繁華街ど真ん中でえらい人に出会ってしまった。
暗い路地の中、くのいちの赤い着物は鮮やかに見えて、
これじゃあ隠れるのに不便だろうなと思いながらも僕は何も言えず
ただ、くのいちとにらみ合うばかりだ。

「騒ぐんじゃないよ。何もしやしないから」

そう言うとくのいちは自分の手を嗅いで少し、渋い顔をした

「あんた今日、焼き肉食べたでしょ?」

僕のゲロでずるずるの手を見ながらくのいちが言う

「え、ええ……」

「忍者ともなるといろんなことがわかるの。忍者ともなるといろんなことがわかるのよ」

「え?何で二回言ったんですか?」

僕が困惑しているとくのいちは皺でたるんだ目元をキッと僕に向け

「悪いが少し眠ってもらうわ」

と言いながら唐突に僕の首筋にチョップを入れた

「痛っ!何するんですか!」

「騒ぐなと言ったでしょ。ぶっさいくな顔しやがって」

僕が一撃で倒れなかったことが不満なのか、明らかに不機嫌になるくのいち
やることなすこと唐突で脈絡がない
見た目はおばさんなのに、どうしようもなく子供な人だなと思った
気分も悪いことだし、もう帰りたい。終電は何時だったろうか

「じゃ、僕はそろそろ……」

「何?このままはいそうですかって言うと思ってんの?」

「いやでも終電もうすぐだし……」

「何か質問とかないの?ほれ。目の前にこんなおかしな人がいるのに。新宿のど真ん中よここ。
あんたは何にも聞かずに帰るの?忍者よ忍者。しかもくのいち。どうかしてるんじゃないの?」

「いやでもあんまりそういうの興味ないし……」

「うそん!?あんたくらいの年なら興味あるでしょ。くのいちよ。そーゆービデオとか持ってないの?」

「持ってませんよくのいちのビデオなんて。もう僕帰りますから」

「ちょちょちょっと待って!ほらこれ、ジャーン!巻物。どう?」

「どうって……何がですか?」

「何がじゃないでしょ。巻物よ。秘密の。興味無い訳ないでしょ」

「勝手に決めつけないでくださいよ」

「ちょっとだけ見せてあげるから」

「って言うかそれ、ヨドバシカメラの店内地図じゃないですか」

「そう。これを明日、井上さんに持っていってあげないとだめだぞ。と。」

「知りませんよそんなこと」

「あの人東京初めてって言ってたから」

「そんな巻物役に立たないでしょう」

「じゃあ何か忍法見せれば良いのね?」

「ああ、もうなんでもいいです」

「じゃあね、忍法〜……」

「ちょ、ちょっと、おっぱい出てますよ。全然みたくありませんから」

「あら、お色気の術、まだ終わってないわよ」

「そういう趣味の人にかけてください」

「じゃあね、逃げるから、私を追いかけて」

「嫌ですよ面倒臭い」

「うふふ。こっちよ。早く来ないとあなたの財布に入ってるコンドームに穴あけちゃうから」

「っていつの間に人の財布を!まてこら!」

「うふふふふ。忍法まきびし!」

「うお!踏みそうにな……ってこれアポロじゃないですか」

「そうよ。こんな可愛い形のチョコ、あなたに踏めるかしら?」

「全然足止めになりませんって」

「これならどう?忍法ちくわ早食い!ぱくぱくぱくぱくっ!」

「それ獅子丸のわざでしょ?しかもそんなに早くないし」

「仕方ないじゃない!中にチーズが入っているんだから」

「知りませんよそんなこと」

「一体あなたはどうしたいわけ?」

「こっちのセリフですよそれは」

「ふふふ。気が付いていないみたいね。私はあなたに一つの忍術をかけていたのよ」

「嘘でしょ?どうせ」

「あら、じゃあなぜ的確な突っ込みができるのかしら」

「そういや酔いも醒めてきたな」

「これぞ、忍法酔い覚ましの術!任務は終わったわ。次なるターゲットを探しに行くから
あなたは気を付けてお帰りなさい。それじゃ!」

と言い残すとくのいちはJR新宿駅に向かってテテテと走って行った
人混みをかき分け、迷惑そうな顔をされながらもくのいちは走る。
結構優しいおばさんなのかもしれない。
ひらひらとなびく赤いマフラーに向かって僕は、
がんばれよ。と心の中で呟いた
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by gennons | 2004-12-22 16:33 | 妄想

残り香

普段全く映画を見なかった僕なのですが、最近になって目覚めました。
「よーし!映画マニアになってやる」と意気込んで
アシスタントのきょんきょんにオススメ映画を聞いたのですがイマイチピンと来ない
まあ有名だしとりあえず「千と千尋」を見る。と伝えたのですが
「そっからですか。道のりは長いですよもの凄く」とか言われました。うっさい!

さて、恋文企画がまた始まってしまいましたね。
様々な因果関係によって書かなくてはならない気がしています
なので書きました。
非常にわかりにくい設定ですが我慢してください
苦情は例によって毛布さんまで。
苦情係って毛布さんでいいんですよね?なんちて。
あ、あとルーニーキャッツさん、頑張ってください(少し罪悪感)



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その夜は、とりわけ人が少なくて僕はまた降りる駅を間違えたのかと空を見上げたが
確かにここは、昨日と同じ場所だった。
スペクタクル? サプライズ?
何だったかは思い出せないが、確かそんな名前のビルだった

僕はそのビルの前を少しうろついて、頭の中で彼をシミュレーションしている
が、どこで立ち止まりまた、歩き出したのかを。
考えたって答えは見えてこない。
昨日の彼と、同じ行動なんてできやしないのだから。
それでも僕はそのビルを右に左に歩き回り、彼が何時、どの辺りで誰と接触したかを考えて
残像を追っている
それだけで僕はもう、彼になった気でいた

ここで立ち止まって野武士さんと話しicedayさんと接触する
一つ二つ挨拶をしてそして、また、誰かを待っている。

大変だなと思った。
顔見知りの相手と待ち合わせるならともかく、
会ったことのない人と待ち合わせていた彼の気苦労に僕は
今頃気付き、それを昨日に思えなかったことを悔い
そして一方で喜んだ。
同じ苦労を解り合えた気になったからだ。
彼は昨日この場所で、ずっと待っていたのだろうか。
それとも店に入り、席を用意して連絡がある度に迎えに出ていたのだろうか
店に向かう足は右が先か、左足から踏みしめたのか
歩道は左側を歩いたのかいや、彼なら車道の側を歩くに違いない
なんて考えているうちに、店まで来てしまった。

「居酒屋 上東」

少し古ぼけた民家を思わせるその店構えに僕はほっとして
焦る気持ちを抑えることができた
一呼吸おいてから店の引き戸を開ける

昨日とは違う胸の高鳴り
昨日とは違う店の雰囲気
昨日飲んでいた彼は今日、ここにいない。
彼の残り香が、夜空に紛れてしまう前に

ここにいた気配が消えてしまわないうちに




「いらっしゃい。お一人様で?」

「はい。一人なのですが、二階、いいですか?」

「え、ええ。かまいませんが、他のお客さんがきちゃったら動いてもらうかもしれませんよ」

「ええ、かまいません。長居はしませんから」

僕は静かな歩調でとんとんと二階へ上がり
彼が昨日、座っていたであろう席の右隣に腰掛けた
記憶が定かではないのだ

二階の席には僕だけしか客がいなくて
下から威勢の良い店員の返事と、何だか聞き取ることのできない
がらがらした話し声が響いてくる
僕は少しだけ声を張り上げて、すみませーんと誰かを呼んだ
店員さんは、二階に一人佇む不可思議な客に面倒臭そうな顔一つせず上がって来てくれて

「あいっ、何でしょう!」

と言ってくれた。
雰囲気だけじゃなくて、食べ物だけじゃなくて
そんな店を選んでいた彼に少し惚れ直し、僕はビールと、大根の何とかサラダを頼んだ
店員さんは威勢の良い返事をして、
小さな紙にこちょこちょと何かを書き込むとまた、下に降りていく
その人が見えなくなってから僕は煙草に火を点けて

「あと、さ、氷ね」

と彼の口調を真似ながら小さく呟いた
それが自分でも可笑しくてくすくすと笑い、誰かに同意を求めたくて左を見たが
煙草の煙が静かに立ち上るだけである
僕は彼が座っていたであろう左の椅子に手を置いて、物から何かを読みとる超能力者のように
強く目を閉じた
しかし頭に浮かんでくるものは、彼といた微かな記憶と
両親の顔と、明日の仕事のことだけだ
それでも、置いたてのひらにぐっと力を込めると
彼の体温が伝わってきそうで、
ついさっきまで彼がここに座っていたような気になって
トイレに行っているだけで、
すぐにまた彼が戻ってくるような気がして僕は−−

「あいよ。ビール。と、サラダね」

はっとして目を開けた僕をお店のおじさんは笑いながら見ていて少し恥ずかしく、
あ、どうもとかそんな感じの言葉を発すると、ちびちびとビールを飲み始めた
頼んだ大根サラダは僕一人で食べきれないくらい大きなものだったが
半分くらいは何とか平らげた
残った半分のサラダ。
大きな皿がビールとおしぼりと、灰皿だけの寂しいテーブルに不格好で
これ、こっちに置いとこう。なんて独り言を呟きながら
隣のテーブルに移したのだけれど、それは昨日彼がやっていたことと同じだと気が付いて
妙に嬉しく、
誰からも見えないくらい小さなガッツポーズをしてまた少し、
グラスに口を付けた



少し酔っぱらってきたなあ。

誰もいない居酒屋の二階で僕は、テーブルに突っ伏して
灰皿から昇る煙を呆然と眺めていた
偶然とか、たまたまとか奇跡とか、
そういう何かが働いてここに彼が来ないかなあなんてどうしようもない独り言。

僕はこんなにも彼を思い、待っているのに。
ああ、でも来るわけがないか。
そんなに世の中うまくいかないか。

そう、愚かな行為であることは、ここに来る前から解っていた
十分すぎるほどに解っているのだ
けれど、彼の香りがまだどこかに残っているような気がして
僕はまたもう一杯、ビールの注文をしてから
おしぼりで汚い涙を拭いた




♂♀♂♀♂ 恋文祭り、届けこの想い ♀♂♀♂♀
お題の相手ブログに向ける、恋するフィクション恋文コンテスト。
そうです、この恋文は、フィクションです!

揺さぶれ、心。 あしらえ、魂。
笑いを取るも良し。 感動を呼ぶも良し。

選考は、お題の相手に決定権を委ねましょう!
優勝者は、次回のブログ指名ができます!!

開催期間: <次回開催地の主が決定>
審査員: <お題ブログの製作担当者>
審査方法: お題ブログの製作担当者からの、返信トラバにて決着!

♀ あくまでも、フィクション恋文という姿勢を崩さないよう、
♂ 参加者の皆さんは気持ちをしっかりと持って、本気にならないように。
♀ エスカレートして、ストーキングに走らないよう、超気をつけて下さい。暴走は厳禁です!!

※ 誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。

主催: 笑ッカー本部 恋文企画同盟
♀♂♀♂♀ ♂♀♂♀♂ ♀♂♀♂♀ ♂♀♂♀♂
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by gennons | 2004-12-20 10:24 | 妄想

ヘドロ

いろいろな気力がないです。
巡回もそこそこに仕事もそこそこに。
僕今、何やってんねやろ(独り言)
クリスマスですか?ああ、あれね。
僕は毎年恒例、イルミネバリバリ巨大ツリーの前で
世界各国の美女たちに囲まれて
シャンパンを開ける写真を見ながらしこしこと仕事をします。
愛しいあの子(マウス)の手を握りっぱなしでそんな幸せなこと他にないよな。
なんて呟いていたらあれ?どしてかな……
涙が勝手に……

ちょっと長いです
長いかな?わからん。
そして狂っています。読む方によってはもの凄い嫌な気分になるでしょう。
なのであまりオススメはしません。
ようするに、うんこの話です



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エイリアンが出てきそうなくらい、腹が痛かった。
でもいまおれが出さなければならないのは、エイリアンではなく、うんこだ。
こういうときに限ってトイレはその姿を見せない。
冷たい脂汗をややうしろになびかせながら、早歩きでトイレを探し回る。
ヤバイ。恐らくもう、残された選択は二つしかない。
うんこをするか、死ぬかだ。
Dead or discharge である。
すると前方に公園が見えてきた。
海よりも深い安堵感。これで死なずに済む。
おれはきゅうきゅうに顔を引きつらせ、
泣いているとも笑っているともわからないような表情で走っていった。

公園のトイレは古く、どうやら男女共同のようである。
しかしそんなことに構っている場合ではない。
もうアイツはそこまで出てきているのだ。
一番手前のトイレのドアを勢いよく開けベルトをはずす。
しかしズボンを下ろすことができない。
おれは固まっていた。

そこには、アイドルの「ゆうこりん」が座っていたからだ。

嘘だ。アイドルのゆうこりんがこんな所で便座に腰掛けている筈はない。
ゆうこりんが「うんこ」をする訳がないからだ。
これはきっと何かの間違いだ。
人違いだ。
夢だ。虚構だ。ドッキリだ。

しかし
目の前に座っている女の子は、あのうるうるした確かな瞳で僕を見上げている。
この瞳は本物?いや、そんな筈はない。そんな筈は……

「あの……ちがうの……これはゆうこが……」

うっ、









うぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

それ以上言うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

ゆうこって言うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!


おれは叩きつけるようにドアを閉めるとそこから一目散に走り出した
己のうんこなんてもう、異次元へと転送されていた。
そんなこと、思い出す余裕すらなかったのだ。
頭の中では同じ言葉が繰り返される。


人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃない人違いだゆうこりんじゃないアイドルは……

あの女の子をゆうこりんであると認めてしまったら、
おれの人生は崩壊しそうだった。
夢を全否定してしまいそうだった。
足を止め、道に座り込んだ。息が上がったまま戻らない。
はあはあと肩をいからせながら手を胸にあてて、冷静になろうと思った
そうして落ち着いたら、少し便意が戻って来はじめた。
でもそんなことはもう、どうでもいい。
アイツは確かに「ゆうこ」と言った。
ゆうこりんの顔で。声で。髪型で。体で!
おれがここでうんこを漏らすことなんてちっぽけなことだ。
あのゆうこりんが汚い公衆共同便所で
うんこをしていたのだから。

おれはうずくまり、頭を抱えたまま
その場でぶりぶりとうんこした。
尻があたたかい。
そして強烈に臭い。下痢が混じっている匂いだ
道を歩く人々が顔をしかめる。

「やだっ、あの人うんこ臭くない?」

OL風の女が足早に通り過ぎた
あんな女におれの気持ちが分かってたまるか。
うんこ臭いことがなんだ。
おれは人間だ。アイドルじゃないんだ。
うんこをしたからって何が悪い!

暫くうつむいたまま動けなかった。
しゃがんだ俺の足元には、小さな水たまりができている。
糞尿と、涙の水たまりだ
せめてティッシュを持っていればな……
計画性のない己の脱糞を自嘲して悲しくなった

と、目の前に誰かの靴先が見えた。
こんなにもうんこ臭いおれに近づくヤツがいるなんて……
おれはよだれと涙とうんこでウジャウジャの顔を上げた

すると先の偽ゆうこりんが、微笑みながらティッシュを差し出している
おれは固まった。
足元に流れ出るウンコはこんなにも柔らかなのに
おれの表情は岩のように硬くなっていた

「そんなに泣いちゃ、ゆうこ嫌いになっちゃうZO!」

これは現実ではないと悟った
ゆうこりんが、こんな糞尿まみれの世間体の人格の尊厳のミミズ以下の埃のかけらもないおれに
優しくすることなんて考えられなかった
もし本物のゆうこりんだったとしたら、
こんなおれなんか相手にするはずがない
ツンとした表情で、先のことなど何もなかったようにおれを蔑むに違いない
そもそもウンコなんてしない
そう考えるとだんだん腹が立ってきた
ゆうこりんの皮を被ったこの淫売をどうしてくれようか

おれは声にもならない声でげへげへと笑い泣きながら差し出されたティッシュを払いのけ
全体重を乗せて思い切り淫売女の顔面を拳で殴り飛ばした
女の華奢な身体は中空をゆっくりと舞い、
歩道の反対側のガードレールまで吹き飛んでそれに引っかかり、
後頭部から車道のアスファルトに墜落してぐしゃっという音を立てる
女の頭から激しく鮮血が飛び散り
一回転して道路に投げ出された身体は
大型のダンプカーに踏みつぶされてぐぎゃぉっと意味不明な音と共に大きく痙攣をおこした

今殴った衝撃でおれの尻からはまた大量の下痢が流れ出し
ズボンの裾からドロドロと溢れ出てくる
おれは何故か今まで味わったことのない達成感に震え、
己の頭髪を掌一杯に掴むとそれをむしり取り
それがあまりにも痛くてぎゃふんと叫んだ
ぎゃふんなんて言葉が本当に出るとは思っていなかったので
おれは少し感心しまたげふげふと笑い泣いた

おれはぐちゃぐちゃになった「元」ゆうこりんに近づき
服やなんかにこびりついた肉塊を払いのけてスカートをめくった
ダンプカーのタイヤは、幸いゆうこりんの腹を通っていったようで
スカートの中はほぼ無傷だ
神々しくも純白のパンティが顔を覗かせる
興奮に興奮を重ねたおれはこれも何かの記念になるなと、
パンティをゆっくり下げ降ろした
脚が擦り傷だらけで、純白に血が付くことを恐れたおれは
プラモを作るような慎重さでゆっくりとパンティを剥がす
パンティに差し掛かった指先に不自然なものが触れておれは首を傾げ
取り除いたパンティの裏地に何かがあることを知った
期待に胸を膨らませ、綺麗に脱がせたパンティの裏地を見ると、
それはタグだった。
洗濯の際のドライとか何とか様々な指示と、メーカー名なんかが記されていて
何ともなしに脱力した気持ちのままおれは、そのクレジットを目で追っていた
そして「ソレ」を見てしまったのである


“made in Korin”


ぎなごふぅーーーーーーーーーーんぐぁぃっ!!!!!!!!!!!

言葉にならない言葉でおれは発狂し、また二回ほど髪の毛をむしったが
今回は痛みを伴わなかった
“Korin”とは、紛れもなくゆうこりんの出身星である
この小さな日本に、Korin出身の者がいるとは思えないし
そこで作られた商品が地球に流通しているといった話など聞いたことがない
そうなるとさっきおれが殴った女は……

おれの頭は真っ白になり、着ているコートを脱ぎ捨てて走り出した
おれが走り出したのと同時に、パトカーのサイレンが鳴り騒ぎ出す
おれは着ているシャツをびりびりに破り捨てて上半身裸になると
追ってくるパトカーに向けて投げつけた
勘違いして欲しくなかったのだ
おれはKorinという文字に恐れを抱き、
胸の高鳴りをどうも発散することができないから走っている訳で、
パトカーが来たから逃げ出した訳ではないのである
そこのところを警官どもに間違われたくなかったので説明したかったが
全速力で走るおれの口からは、十分な説明なんて出てこない

「違う違う違う違う違う違う違う!ちがーーーーうーーーー!!!!」

違うというのが精一杯だった
おれの興奮は絶頂に達し、無我夢中で走っていた
パトカーは、スピーカーから何かを叫びながら悠々とおれを追い越し
中から警官がぞろぞろとあふれ出して
前から後からおれに迫ってくる
この脚を止められたくはない
おれの激しく波打つ感情は、
今おれが走ることでしか発散できないのだ

おれはガードレールを乗り越え、びゅんびゅんと車の通る道路に飛び出した
四車線ある道路の二車線目でおれは
赤いスカイラインに右脚のカカトを踏みつぶされ
指先から足が潰れる痛みを味わった
骨の砕ける音がぼりぼりと妙に遅く響き、
痛みを紛らす為におれはまた、頭髪をむしりとる
道路の向こう側は幸いなことにもヘドロだらけのどぶ川で、
片足を引きずりながらおれはそのどぶ川に転落するみたく飛び込み
空中で振り返って追ってくる警官に中指を立てたままヘドロの中に沈んだ
ちゃぽちゃぽと、おれの後を追ってくるように振りまかれた糞尿がヘドロに落ちてくる
さすがに警官達もここまでおれを追ってくることはなかった
ヘドロにゆっくりと流されながら
おれはもう、感覚の無くなった右脚をゆらゆらと動かして
今は亡きゆうこりんのスカートの中を思い出すと急に悲しくなり大声で泣いたのだが
それでも脱がしたパンティをいつまでも離さないでいた
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by gennons | 2004-12-15 12:02 | 妄想

月に消えた猫

恋文発表の記事のコメントで一休さんに返信のことを指摘されちゃいました
「そんなん書くの!!!???」
と正直びびりまくってそれでも何とか書きました
ilovecrisps様手紙になっていないのですがお許しを。
つか仕事しろよ。僕。

あ、この手紙の返信です。


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僕はコートの襟を立ててそれはまるで探偵のように
(実際の探偵がそんな恰好をしているとは思えないが)
電車に乗り込んだ
梅田行きの阪急電車に揺られながら僕は、
車内ががらがらなのにも関わらず、どこにも座る気持ちになれない
ドアサイドから流れる景色は形を一つに留めることなく
大きく横に伸びて、それはまるで生きている絵画のようだ
僕は張り裂けそうな胸をぎゅっと掌で掴み
窓へ暖かな吐息を吹きかける
窓硝子が曇り、そこに「人」という字を書いた
昔聞いたことのある話で、緊張を解すには「人」という字を飲み込めばいい
なんて言ったものだけれど
僕が書いた「人」はそのための「人」ではない
心に募る思いを抱え込むことができなくなって
震える指に乗せただけなのである

駅に降り立った僕は、鼻から大きく息を吸い込んで街の感触を確かめた
ああ、何も変わらない。
排気ガス、雑踏、淫靡に輝くネオン、糞尿の残り香、あの人のいた世界、未知への扉
そこは三年前と何ら変わることのない性的な街並みだった
質屋の並ぶ高架下を通り抜け、ストリップ劇場の角を曲がるとそこからが
「世界」の始まりのように思えた





三年前、僕は風の噂を小耳に挟み、都市伝説だと馬鹿にしながらも友人を連れ立ってこの駅に降りた
「痴女なんているわけがない」とか何とか言いながらも、僕らの股間は大きなテントを張っていた
確かに、僕らが探し回って見つけたものは、客引きのおっさんと
僕らには高すぎる女と、嘔吐物を舐める痩せこけた猫だけだった
友人はアルバイトがあるから帰ろうと言っていたけれど、僕はそんな気になれない
ここで帰ったら、もう二度とこの街に来る勇気が湧かないと思ったからだ
僕はその街を一人で散策し、自動販売機で珈琲を買って路上に座り込んでいた
目の前を通り過ぎて行く知らない人たち
僕はひとしきり通り過ぎて行く足並みを見つめて
そして疲れた
もう帰ろうかな。なんて弱音を心で吐いた時、
空から軽い、雪が降ってきた
そうか。今日はクリスマスなんだ
クリスマスの夜に現れる、童貞狩りの痴女人妻
へんてこな噂が、僕らには神がかって見えていた
現実にあり得る話じゃない。僕はなんて愚かなんだ
雪の温度は僕の頭を冷やし、
帰ろうとストリップ劇場を曲がったところで、貴方に出会ってしまったのである





たった三年だと人は笑うかもしれない
僕だって、たった三年で何ができたわけでもないからだ。
できたものは、一週間で別れた彼女による傷と
受験への挫折だけだった
でも僕は大きく変わっていると思う
あの時言えなかった言葉を、今日は言える気がしてただ、それだけで。

あの時と同じクリスマス。
雪こそ降っていないけれど、時間も、場所も、空気も同じ。

しかし、あの人は来なかった
僕が何時間待っても、その道を通る人影さえ見えない
ここに立っているのは僕と、あの日の痩せこけた猫だけだった

消えかけたネオンが月の光みたく朧で
そんな曖昧な光の中
ぼんやりと、消えてしまいそうな猫を見つめながら
僕はポケットの手紙を
くしゃくしゃに握りつぶして少しだけ泣いた
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by gennons | 2004-12-06 16:37 | 妄想

色っぽい唇 前夜

久しぶりにベッドで眠れるなと、テンション高く帰宅した昨晩なのですが
今朝何故か座椅子に毛布という状態で目が覚めました
癪なので更新頻度を落とします
と無意味な八つ当たりで非難囂々の足草、
肌がかさかさで気味悪いと言われながらも頑張ります
手汗は酷いのに。

これこれの番外編です。
唇づいてます。




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愛しい彼の右太股に私の唇が少し触れたかと思うと
彼の右足はずるずると短くなってゆき
ぐるぐる回りながら一つの塊になってそれはまるで
ホットケーキのようだった

夢を見ている気分のまま、私はベッドから抜け出すと
グラスにスコッチを注いで喉に流し込んだ
頭がくらくらしてきて、口の中が苦い何かで覆われる
それを消し去ろうとまたスコッチを流しては
傍らに転がっているサラミを囓り
またスコッチを流した

私の視界は先の右足のようにぐるぐると回り
足元がふらついた
ベッドに視線を投げ落とすと
彼が静かな寝息を立てている
そして右足のあった場所には、まだ微かに湯気の昇るホットケーキ。

鎮座するホットケーキは蜂蜜とかバターとか
何も乗せなくても美味しそうに湯気を放ち
私の鼻孔を甘くとろとろにさせた

彼は眠たそうな目を半分開いて

「何してんの?」

と鼻の詰まった声で言うと、再びそのまま眠ってしまった
私は彼の右足がホットケーキになってしまったことを
彼に伝えようと思ったのだけれど
美味しそうな香りを放つそのホットケーキに心を奪われて
むしゃむしゃと綺麗に食べ尽くしてしまった

こんなに美味しいホットケーキを、今まで食べたことがなかった
ふんわりとした生地は香ばしくて甘い
柔らかな口当たりが私の舌の上を這うように被さってくる
美味しいホットケーキ。そんなに生やさしいものではない
もう、私はそのホットケーキが無ければ、生きてゆけない
このままお腹が破裂するまで、このホットケーキを口に放り込み続けたい

一枚食べただけでは、我慢できないと思った

私は駄目だと思いながらも、彼の左脚に口づけをした
するとやはり、その左脚は短くなり、ぐるぐると回って
先のホットケーキになった
そしてまた、彼の左脚であるホットケーキを綺麗に食べ尽くしてしまったのだ

彼の身体から、両脚が無くなって人形のようだった
このままでは彼が可哀想
バランスの悪くなった彼の身体に、
傲慢な理由を付けた私は、何の躊躇いもなく彼を順番にホットケーキに変えていった
首から下を全て平らげて、彼の頭だけが残る
私が彼の唇にキスをしようと顔を近づけると、
少し寂しい気持ちになり、初めて戸惑う私
すると彼はうっすらと目を開けて私を見つめ

「お前、唇が色っぽいなぁ」

と呟き、私にキスをしてホットケーキになってしまった

彼を無くした私は、途方に暮れた
もう、食べるホットケーキも、口づけをする彼もいない

もしかしてと思い、ベッドやテーブルやロックグラスや雑誌にキスをしたけれど
何も変化はなかった
もう一度食べたくて、色んな所にキスをしたが
ホットケーキは現れない
悲しくなって私は、手の先に付いているホットケーキのカスをぺろりと舐めた

ぐにゅぐにゅとした感触が心地よい。どうしたことかと思っていると
私の手は、いつの間にかホットケーキになっていた
嬉しくなった私は、彼にしたように、己の体中にキスをして
甘い幻想へと、文字通り我が身を犠牲にして浸っていった

薄暗い部屋の中で、私は首だけになり、無造作に床の上を転がっていた
それでもまだ、私はホットケーキが食べたくて
自分の鼻に舌を精一杯伸ばしたが
私の短い舌は、鼻に触れることができないでいた
悲しくなってふと横を見ると姿見が私を映す
見るも無惨な自分の姿が可笑しくて私は声を出して笑った
こめかみから耳へと伝う涙が冷たくて
私は大声で彼の名を呼んだ




私は頭に勢いを付けて、床の上を転がる
鼻が下に来るとき、潰れそうで痛く、
生まれて初めて鼻の高さを呪った
転がった私の首は、姿見に遮られて動きを止めた
目の前の鏡に写る私の顔はすっぴんで
人に見せられるモノじゃない
彼はよくこんな顔を間近で見ていたものだなと少し感心して、
ゆっくりと、唇を鏡に近づけた




鏡がぐにゃりと曲がる
いや、これは私の視界が回っているのだなと思い、気を静めた
スコッチを何杯も飲んだそのときのように
世界はぐるぐると回っている
ぐるぐるぐるぐるまわる
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる

意識が曖昧になってきて、眠気が心地よい
まばたきをしようとしても、もう動かない
耳を澄ましても、もう何も聞こえない
鼻をひくひくさると、一瞬微かにホットケーキの匂いがして
すぐにそれもなくなった

遠のく意識の中で、唇だけがぱくぱくと動いているのがわかった

最後に残ったものが彼に褒められた唇だったので
私は安心してそのまま眠るように意識を失った





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果てしなく唐突ですが、エバチュー祭りを遠くから応援しています
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by gennons | 2004-12-02 12:44 | 妄想

彼女のパーツ

忙しいフリが忙しい足草です
あ、今の嘘です。と言う弁解をリアルの為に入れておくところが
いやらしいと専らの評判ですこんにちは。


都合よく当てはまる記事ができてしまったので
れいでぃお君とこの『あなたの好きな体のパーツはドコ?』にTBです



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「私のどこが好き?」

ベッドでうつ伏せになり、上体を起こしながら足をバタつかせるその音が耳についた
隣のデスクでパソコンのキーボードを叩きながら僕は「別に」と言った

「何よ、見もしないで。ちゃんと真面目に答えてよ」

「いろいろ」

「もうっ、じゃあ鼻は嫌い?」

「そうだな。君の鼻は僕の好みとは言えない」

「イジワルね。嘘でも好きだと言えないの?」

鼻の詰まった声で彼女が言った。
皮肉混じりに鼻をつまんで話しているのだろう

「そういう性格なの、知っているだろう?」

「じゃあ手は?」

「手もなぁ、あ、でも右の手だけは好きかもしれないな。指先が長いだろう?でも君の腕は少し細すぎるよ。
足もそうだ。もう少し太った方が魅力的だよ」

そう言うと、彼女は足のバタ足をやめた。少し怒っているのかもしれない

「お世辞の一つも言えないわけ?じゃあ胸は好きでしょう?」

「胸は好きとも嫌いとも言えない。そんなにこだわらない方だから。」

「じゃあ腰とかお尻とか、私の身体に興味が無い訳なの?」

「そうだな……。唇とかは好きかもしれない」

「唇?私の?」

「そう。唇。」

「何よ。私、顔は目に自信があるんだから。唇なんて分厚くて、いやらしい感じがして好きじゃないわ」

「そう?色っぽいと思うけど」

「目は何だか大きすぎる。見られると恐くなるよ。
耳はいつも髪の毛で隠れているからちゃんと見たことないし」

「それは興味がないだけじゃないのよ」

彼女の鼻声が気になった。
いつまでふざけているつもりなんだ

「その鼻声、やめてくれないか」

そう言うと、彼女は黙り込んでしまった
少し言い過ぎたかもしれないなと思ったが、この仕事を終わらせるのが先だ
フォローは後で、たっぷりしてやればよい

最後の一行が書き終わり、メールを先方に送る
僕はノートパソコンを閉じてベッドの方へ振り返った
彼女がいない。
トイレにでも行ったのかな、と思って僕がベッドに近づくと
シーツの上に唇と、右腕が転がっていた
僕が好きではないと言った彼女のパーツは、忽然と姿を消した
僕は、好きな彼女の好きなパーツをしばらく眺め
右手を拾って掌を舐めた
しかしこれはもはや以前の彼女ではない

「右手だけになって……、こんなもの好きになれないよ」

愕然として僕がそう呟くと、彼女の右手はスゥッっと消えてしまった
彼女の中で、僕の好きなパーツだけが残った。
もう、取り返しのつかないことになっていた

唇だけになった彼女を見て、僕は悲しみに暮れた
好きだと言わないと、唇さえも消えてしまいそうで恐かった
僕は小声でごにょごにょとそれらしいことを呟いた

唇はくねくねと身をよじり、器用に床を進みながら
少し開いた窓から外へ出ていった



続きは、これです。



好きなパーツの理由、書いてませんね。
しかも本当に好きなパーツは唇じゃないし
と、最低のコメントを締めにさようなら。


♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪

<テーマ>
『あなたの好きな体のパーツはドコ?』

異性・同性・生態種にかかわらず
つい見てしまう、またはこだわる体のパーツを一つだけ挙げてください。

<参加方法>
当記事のコメント&鍵コメ、トラバ、何でもアリで発言する。
人以外(ペット)でも構いません(笑)

 ・好きな体のパーツ
 ・その理由

※ ご自分の名前を伏せておきたい方は鍵コメにてレスください。

<参加締切>
12月4日 23時30分

集計元:犬のいる暮らし、プライスレス。(http://radio69.exblog.jp)

♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪・?・?・♪
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by gennons | 2004-11-29 16:36 | 妄想

櫛(くし)

昨日は会社を休みました。
というか、寝坊が過ぎて必然的に休みになってしまっただけです
そのツケを今、泣きながら払っています足草、今日も元気ですよ?

恋文企画が盛り上がってきていますね
愛しきセバスチャンも登場しこのような企画までもが!
人生のモテ期をこんなところで使い果たしていいのかどうか悩み中です
しかしどうせ来ないモテ期なら、ON LINEでだけでもモテといた方がいい
なんて開き直りつつありますが間違ってますか?

そしてこの記事は早とちりして出しちゃった返信ではないので
注射注意してください。




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美しい髪をした彼女の視線が、僕の横顔に注がれていた
僕はそんなふうに、女の人に見つめられたことがなくて
気付かない振りをしている
本当はさりげなく振り返り、何か言葉をかけたいと思っていたのだけれど
そんな勇気はどこからも湧いて出てこない
ぎこちない手元で僕がテーブルの食器を片づけていると
緊張のあまりグラスを床に落としてしまった

ぱりん

薄いグラスが静かな音をたてて四方に飛び散った
しまったと思って店長の顔を見ると、
呆れたような怒ったような顔をして
口パクで早く片づけろと言っている

「し……失礼しました!」

焦ってしまって次に何をすればいいのか分からなくて
僕は素手で割れたグラスを拾い集めていた

「そんなことしたら手を切っちゃうでしょう?」

ドキッとして振り向くと、彼女が立っていた
彼女の髪は胸の辺りまでスラッと伸びていて
黒い髪の毛の一本一本が生きているように輝いて見える
ほうきと塵取りを片手に、彼女は薄笑いを浮かべながら
僕のすぐ隣にしゃがみ込んでテキパキとグラスを片づけてくれた
彼女の髪の毛が僕の鼻のすぐ先に揺らめいている
僕は少し鼻息を吸い込んで
彼女の香りを盗み
小さな罪悪感を憶えた

「あ……」

何かお礼を言わなきゃと思って口を開くも
言葉が次いで出てこない
不審な僕を彼女は不思議そうに見つめ

「何?」

と床を掃きながら目を流した

「あ……ありがとう」

僕はしどろもどろに礼を言う

「どういたしまして。早くテーブルを片づけて」

彼女はそっけなく言うと、塵取りを慎重に持って立ち上がった

「か……髪が……綺麗、ですね」

何か言いたい。喋りたいと思った僕はそれだけ言うと顔が熱くなり
もう彼女を見ることができないでいた
彼女は何も言わなかったが
少しだけ笑ったように感じた

店長は僕を嫌な目で睨んだ後、彼女と親しげに話しだした
会話の内容は聞き取れなかったが、客のいないカウンターの中
二人は親密にじゃれ合っている
僕は胸が詰まりそうになりながら
テーブル席の皿やグラスを盆に乗せていた

店長が何やら嬉しそうに笑いながら、汚らしい手で彼女の髪を撫でる
彼女は抵抗する様子もなく目を細め
少し開いた唇の間から息を漏らしていた
彼女の動作が妙に色っぽくて
僕は複雑な心のまま、そこから目を離すことができない



月のない夜道で、僕は煙草をくわえたまま寒空に身を縮めた
最終電車の時間まで、あと二分だと少し焦りつつも
乗れなかったらそれはそれでいいやと考えていた
幸い電車は二分ほど遅れてホームに入ってきた

僕が人気のない車内で椅子の端っこに腰を降ろすと、
ドアが閉まる寸前に彼女が駆け込んできた

「ふぅー、間に合ったぁ」

彼女は僕を見てそう言うと、息を切らしながら笑い
僕の隣に腰掛けた

何かと色々話をしたように憶えているが
何を喋ったのかは忘れてしまった
彼女の方が多く喋っていた気もするし、
僕がたくさん喋った気もする
気が付くと、彼女は僕の肩にもたれかかるようにして寝息を立てていた

彼女の綺麗な髪の毛が、僕の頬に少しだけ触れて、
彼女が身を捻る
僕は彼女にばれないようにそっと
髪の毛を上から指先で撫で下ろした
あぁ…ん……と彼女は身をよじらせて
甘い空気を吐いた
僕はまた、髪の毛一本を指で抓み優しく引っ張った
彼女が更に息を荒めて薄く目を開ける

「なあに?」

眠そうな声で彼女は悪戯に笑う

「あたしの髪、触った?」

「ごめんなさい……」

「いいのよ。でも私は特別な人にしか髪を触らせないの
あなたなら、許してもいいかも」

そして電車が止まり、彼女は立ち上がると振り返らずに降りていく
店長が髪を触っていたことに僕は嫉妬した
僕が特別になるよりも、店長を特別にした彼女が嫌いだった

電車が動き出すと同時に、彼女が改札を出ていくのが見える

改札を出ていった彼女に、誰か迎えが来ているようだったが、
それを確認する前に彼女は僕の視界から消えた

迎えに来ている男が、大きな櫛に見えたのは、
僕が疲れているせいだなと思った





闇雲な方からバトンを貰い受けました

あ、櫛じゃなくてブラシだった。へこー
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by gennons | 2004-11-28 01:12 | 妄想

ドジョウの村山君

三日間風呂にも入らず、ケダモノの形相でパソコンに向かっていると
新入社員の人が社長と共に一人一人挨拶して回ってきた。
次は僕かと思い少し緊張していたのですが
僕を飛ばして別の社員へと挨拶が通り過ぎていきました

臭い?

こんなことくらいでは挫けません。
僕は強くなりましたから。(涙を汗だと弁解しながら)




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寒くなってきたのでお風呂を沸かし、入ろうとしたらドジョウが湯船で泳いでいる

「ヨッ。おれっちドジョウの村山君ちゅうねん。よろしく」

ドジョウの村山君は気持ちよさそうに湯船の中を泳ぎ回っている
数限りなく突っ込みたい所はあったが、とりあえず我慢して一つだけ聞いてみた

「何してるんですか……?」

「何やあれへんがな。おれっちは風呂がめちゃめちゃ好きやねん」

「いや、だから何故に僕の家の風呂に入っているんでしょうか」

「何故も糞もあるかぁ!おれっちが風呂でくつろぐのがそんなにあかんことか!?」

とりあえず「おれっち」という一人称が鼻についた。もう何を聞いていいのか分からなくなってきた

「なんや?おれっちがドジョウやからあかんのか?ドジョウやちゅうだけで、差別するんか?」

「いや、そういう訳じゃないんですけど、今から僕も入ろうと思っているので……」

「あそ。一緒に入るか? 裸の付き合いもたまにはええがな」

「いや…………、遠慮しておきます」

「何や何や。つれへんやつやな」

「後で入るので終わったら教えてください」

「おぅっ!了解了解かしこまりー!終わったら呼んだるからな、居間で渡る世間でもみとけや」

「わ、わかりました……」

疑問や不思議は多々あった。
もっと聞くべきことが沢山あるような気がしていたが何も言えなかった。
納得いかないままに僕は居間に向かう。

「ピン子はなぁ〜ええ女やけどな〜泣くからな〜泣き顔ブッサイクやしな〜。
かずきも大きなってからに。あの糞坊主が……」

風呂でのこだまが響き、僕の背中をずるずる舐めるようで気持ちが悪かった
居間のソファにずっぽりと腰を降ろし、テレビの電源を入れてタバコに火を点ける
どこから入り込んだのだろうか……
いや、それ以前にドジョウって喋ることができるのか。
テレビはどこで見るのだろうか。
ピン子はいい女なのか……
まとまりのない疑問が頭を駆けめぐり、僕を混乱させる
うなじがじんわりと熱くなり、風邪に似た症状が僕を襲った
考えるのが面倒になって、僕はテレビを眺める
毎週見ている訳ではない、ドラマ。
ピン子は三角巾に割烹着姿で泣き笑いを繰り返している
うむ。
どう考えてもいい女には見えない

「おうぃ!!ちょっと、にいちゃん!おーうい!!」

風呂場から妙に上機嫌な声が聞こえた
やっと風呂に入れると思い、僕はのろのろと腰をあげて風呂場に向かった

「おうい!何してんねん!おういったら!」

「わかったわかった。今行きますから」

何故急かされなくてはいけないのだろうか。
風呂が嫌いだった幼少の記憶が蘇る。
そういえば、父親はいつも僕を風呂に入れようと急かしたな
懐かしい気分に浸っていると、村山君がまた声を上げる
どうやらまだ風呂場にいるようだ

「まだ入っているんでしょう?上がったら教えてください」

「おうい。そんなことよりちょっと来てくれよ!」

何だかよく分からないが、まだあがるつもりはないようだ。
僕はやれやれと小声で呟きながら風呂場の扉を開けた

湯船から村山君の尾ひれだけがひょっこりと飛び出している
頭を逆さにして微妙なバランスを保っているようだ
何がしたいのか全く分からず、僕は呆然と村山君を眺めていた
そして村山君はじゃぽんっと湯船から顔を出し
自慢気な面持ちで鼻を鳴らした

「シンクロ」

村山君の一言。
僕が、え?何?と聞き返すと、村山君は得意気に

「ギャグ。新しいギャグ。どう? シンクロ。おもろいやろ?あー苦し。結構つらいわコレ。
20秒が限界のラインやな。何?見てなかったん?もっかいやろか?」

と言うと、村山君は再びじゃぽんっと湯船に頭を突っ込んだ
僕は怒るよりも呆れてしまって、そのまま扉を閉めた
扉の前で僕は膨大な疲労に襲われた
このまま座り込んでしまいたいなと考えていると
村山君がまた声を上げる

「ちょっとちょっとちょっとーー!無視かーーーいっ!」

「もういいですから。変なギャグは。早く上がって出ていってくださいよ」

扉の前で僕は村山君に懇願した。
間を置いても返事がない
少し沈黙が続いて、僕は村山君が可哀想になってきた
そして静かに扉をあけて“しまった”

湯船に村山君の姿はなく、ぶくぶくと水面に泡がはじけている
ドジョウなので溺れる心配はないと思いつつも、僕は若干心配になって覗き込んだ
すると村山君がゆっくりと水面に上がってきて

「ザッパーーーーッ」

と大袈裟な効果音を口で表した

「ゴジラ」

「え?」

「いや、だからゴジラみたいやったやろ?」

「……………………はぁ」

「ほれ、突っ込んでええんやで。こういうときはもうバンバン突っ込んでや。
あれ?自分、突っ込み知らんのん?
これやから東京のモンはなぁ。
あんな、大阪ではな、こんなおもろいギャグ飛ばしたらバンバン突っ込み入るねんで
もうな、こっちおったら誰も突っ込まへんわ。残念ながら。
おれっちがボケてんねやからもう突っ込んで突っ込んで〜
突っ込みないとあかんわ。体調崩すわほんまに。
何でやねん!とかゆうてや。ほれ、何でやねんって、言うてみ?
あ、そん時な、手の甲でバシッっちゅうてはたいてもかまへんねん
ほれ。
ちょっと。聞いてる?自分さっきからサブいわ〜。
おれっち風呂入ってんのにサブいわ。
おれっちの顔みてみ?
もう茹でて真っ赤。
はいっ!ここ突っ込むとこやで!
ほれそうやって…………
東京……道聞いても冷た…………
ヒガシマルの…………
……………………NSC入ったらそんな…………
お前とはコンビ…………
…………テンドンゆうて…………ノリ突っ込みが……………………」




村山君は実に愉しげである
僕には何の話しなのかさっぱりだ
とりあえず疲れを癒す為にもひとっ風呂入りたかったが
この話がいつまで続くのか分からなかったし、
村山君がどうやって湯船から出てくれるのかも分からない
僕は村山君が話している言葉にうんうんと頷きながらバスタブに近づき、
風呂の栓を抜いた
お湯が排水溝にくるくると吸い込まれていき、
水位はゆっくりと下がっていく
村山君は喋ることをやめるばかりか徐々に興奮してきて
大袈裟なジェスチュアを織り交ぜながら水面をばしゃばしゃと波立てていた

「…………ンタウンが……四時ですよ〜だの………………………………ザマカンに変わってから」

とそこまで言ったところで、村山君は排水口につるりと吸い込まれていなくなった
最後まで、一つも彼の言葉を理解できなかった
理解しようとも思わなかった
僕はピン子がいい女である要素に頭を悩ませながら
もう一度風呂に湯を溜めた
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by gennons | 2004-11-25 13:42 | 妄想

実況中継

ちぎってもちぎっても仕事が終わりません(愚痴
スーパーカップ豚キムチに最近からでしょうか、調味油が添付されていました
いつもの癖で三分待ち、フタを開けてすぐに食べてしまったので
調味油が一人寂しく取り残されています
そんな寂しさにも日々耐えて強くなった足草、
恋文に心躍らせながら今回も下品に発進です
できるならば食事をとりながらお読みください。




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さぁ、やって参りましたここ東京駅前公衆スタジアム第三個室便器。
本日はあいにくの雨模様となってしまいましたが
スタジアム内は屋根がありますのでさして影響ないと思われます
山田さん、そのあたりどうでしょうか。

そうですね。その点競技中は問題ないと思いますが、
スタジアム入りする前のお腹に外の気温がいくらか影響しているかもしれません。

そうですか。そのあたり、競技に影響がでるのかどうかが本日の見所となってきますね。

そういうことになりますでしょうか

楽しみですね。
えー、選手が便座にシットダウンしてからもう四十秒ほど経過しますが、
なかなか動きがありませんねー。

シットダウンとはまた色んな解釈ができそうですね
あ、この場合、お腹を下しているか、
慢性の便秘かどちらかの問題がありますね。

この場合どちらの線が有力だとお考えですか?

まあ恐らく下痢の方でしょう。
顔色が著しく悪いようですし、見て下さい、
ああやって時々前屈みになるでしょう。
あれはおなかの痛みを耐えるアルマジロ戦法といいまして
下痢の際によく使われます。

なるほど。
おやここで選手の様子に少し変化が見えてきたようですね。
眉間に皺を寄せて何やら喋っています。
ウッ、でしょうか、イッと発音しているようにも聞こえます。

いや、これは喋っているのではなくうめいているんですよ。
これはそろそろじゃないですか?
さしあたって今、大腸コース8番コーナーを曲がったところかと思われます

来ましたね。
選手の顔色もますます青ざめてきています。
苦しそうな表情です
時々下唇を噛むような仕草を見せていますね

そうですね。
お腹の痛みに耐えようとする自然現象ですね
他の部分に痛みを感じさせれば
お腹の痛みも和らぐと考えたのでしょう

さすがですね。
おぉっと、ここで選手の首筋に血管が浮いてきました
第一波発射でしょうか。
注目の一瞬です

ふんばりどころですね

少し苦戦しているようですが、選手の様子はどうでしょうか

かなり苦しいようですね
何か打開策を練らなければ危ないのかもしれません

選手の呼吸が乱れてきました。
いや、これは乱れているのではないようです
一定のリズムで呼吸しています
山田さん、この呼吸は一体……?

これは面白いことになってきましたね
選手の口が横に二回開き、丸く一回、
ヒィー、ヒィー、フゥー、ヒィー、ヒィー、フゥー、という呼吸を繰り返しています

この呼吸法には何か意味があるのでしょうか

まだ分かりません。
これはラマーズ法という呼吸でして、
母親が分娩の際に用いる呼吸です
が、この競技に使用したのはこの選手が初めてではないでしょうか

どうでしょう。いや、しかし選手の表情が安定してきたようですね

そうですね。しかしまだまだ苦しそうなのには変わりありません

選手、苦しそうです。
こうなったら応援したくなってきましたね。
それ、頑張れ!

応援するのであれば呼吸を乱さないよう、リズムを取って上げては如何でしょう?

それがいいかもしれません
では
ヒィー、ヒィー、フゥー、ヒィー、ヒィー、フゥー、ヒィー、ヒィー、フゥー、ヒィー、ヒィー、フゥー
山田さん、ご一緒に

ヒィー、ヒィー、フゥー、ヒィー、ヒィー、フゥー、ヒィー、ヒィー、フゥー、ヒィー、ヒィー、フゥー、

少し背徳感が否めませんね

そうですね。この応援はやめにしましょう

そうですね。我々は彼の夫ではないですから

おっと今度は選手の上体が上がりましたよ

これはいい調子です
今もう肛門から頭が出ているくらいの状況なのではないでしょうか

それは素晴らしい!
しかし苦しみの表情であることにはあ変わりありませんね

そうですね。危険な状態だと思います

危険ですか?

そうですね。
この状態が続けば肛門がその“開き”に耐えきれず、
亀裂が入ってしまう場合があります


……痔、ですね?

そうです。
ティッシュで拭くと赤く滲むので精神的にもダメージの大きい事故になりかねません

そうなってしまうと第2波を諦めてしまう選手も後を絶たないと聞きますが?

そうですね。いや、しかしたとえ切れ痔になったとしても
最後まで戦い続けてもらいたいですね

選手の口が大きく開かれました
出ているのでしょうか!?

出ていますね、今まさしく肛門をゆっくりと通過しています
そうとう長いものが期待できますね
日本新記録の1m18cmを超えるかどうかに期待がよせられま……



ぁはぁくしょーーーん!!



………………………………

………………………………!???

く……くしゃみでしょうか!!!???
今、確かにくしゃみをしましたね???

そうですね……
信じられません。
脱糞の、それもまさに出ている最中にくしゃみをする選手は
前代未聞です

くしゃみをするとなると、どういうことが起こり得るのでしょう

そうですね。前例がないだけに何とも言いようがありませんが
勢いで切れてしまっている可能性がありますね

しかし山田さん、切れたにしてはまだずいぶんと苦しそうな表情は消えませんが……

そうですね、切れずに残ったのかもしれません。

山田さん……

何でしょう?

あげあしをとるつもりじゃないのですが

ええ、何でしょう?

下痢じゃあないですよね?

まあいまさらそんなこと掘り返したって、憶えている読者も少ないことですから、ながしましょう。

そうですね。

さて、そんなやりとりをしている間に選手の顔がぐずぐずに緩んでいます

無事に発射したようですね

いやぁ、素晴らしい戦いでした

そうですね。スポーツマンシップ輝く美しい脱糞だったでしょう

私、感動しました

これで無事……おや?

どうしました?山田さん

選手の顔色が優れませんね

あらら、そうですね。
まだ残り糞があるのでしょうか?

いえ、あれは……
あれは紙です!!!
紙を切らしています!!

さあ、競技も終盤になって凄い展開になってきました
競技終了かと思われた矢先に思ってもみないハプニングです!
さて、この選手は行ったいどうやってピンチを切り抜けるのでしょうか!

ここは注目したいところですね

選手が立ち上がりました!
いや、中腰で止まっています
かなり焦っている様子で周りをきょろきょろと見回しています!
間違いなく、あの行動はティッシュを探していますね。

しかし周りにティッシュらしきものはないですよ。

おっとここで選手、お尻をふるふると振り回しています

これはまさか……

まさかとは……山田さん、まさかですか???

いや、そんなはずはないでしょう。人として。人類としてあってはなりませんね

そう信じたいとこ……ぐぁーーーーー!
やりました!
そのままパンツを履いたーーーーーー!!!
お尻の気持ち悪さを耐え凌ぎ、
まだ拭いていないウンコだらけの尻に
パンツをかぶせました!
なんという行動でしょう!
だれがこの結末を想像したでしょうか!
もはや人類のなすべき業ではありません!

しかもこの後、彼はデートですからね

そうなんですか!!??
とてつもない勇気を示してくれますね

不安気な顔でデートに向かいましたね

あ、選手、デートの時間に気を取られて、トイレを流していません!

最低な野郎ですね

そうですね。仕方がないので我々で流してあげることにしましょう

優しいですね。私も手伝いましょう
おや……

なんでしょう!
円筒形のウンコを想像しながら便器に向かった我々の目の前にあらわれたのは
なんというウンコでしょうか!

これは……ひょうたん型ですね

ひょうたんです!ひょうたん型のウンコが便器の中にひょっこり顔を出しています!

凄い置き土産ですね

これはもはや芸術と言っても良いのではないでしょうか!?

それは言い過ぎです

そうですね言い過ぎました

しかしどうやればこんな奇抜なウンコができるのでしょうか

これはやはりくしゃみが原因と思われます

なるほど。選手も思わぬ所で高得点を狙ってきましたね

彼の勇気と置き土産に脱帽したところで、本日はお別れの時間になってしまいました

あれ?もう飽きたのですか?
匂いについても実況しなくてはこのサイトの尊厳が失われる気がしますが

そうですね。言うなればアイス病でしょうか

成る程。わかりました。面倒臭さにはかないません
仕方ないですね
以上、東京駅前公衆スタジアムからお伝えしました。

それではまた。ごきげんよう
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by gennons | 2004-11-22 05:06 | 妄想

のんたく

近頃残尿感激しい足草です
今日はアシ君が帰ってくれたので、安心して更新ができます
なんでしょうこの余裕は。
日付が変わって何一つ片づいていないのに。
今回は少しわかりにくいカモしれません。元ネタを知らない方には。
同世代なら知ってますよね?

恋文指名をいただきました。ありがとうございます
これについてどうコメントしていいのかわかりませんが
とにかく光栄に思っております
ナルシストを地でいく僕なので、自分自身に書こうかな



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デコリーーーン!

真夜中の校舎三階、女子更衣室。
例によって僕は「おでこの眼鏡」を眼前に落とした
呪文の声が少し大きかったので周りを警戒したが、大丈夫なようだ

「っていうか、今どき青フチの眼鏡はないんじゃないの?タージンじゃないんだから」

出鼻を挫くように、壁のジャージ(下/二年用)が突っかかってきた

「そうよ。その眼鏡、自分でダサイと思わないの?」

ベンチの下に落ちているブルマーが相槌を打つ。埃まみれの青いブルマーには言われたくない台詞である
ブルマーには「下村」というネームが入っていた
クラスで最も不細工な女の名前だ
僕はそのブルマーを遠くへ蹴飛ばした

「ま。非道いことするわね。名前を見たとたん蹴飛ばすなんて。
だいたいなあに?あたし達に向かって鼻息荒くしちゃって。気味が悪いったらないわ」

ジャージ(下/二年用)が裾を振り回しながらテンポ良く喋っている

「よく見たらあんた、髪型もモサイわね。服装だってセンスのかけらもないし
モテないのがバレバレよ。ああ、そりゃそうか。モテていたら一人でこんな所へ来ないものね。
真夜中に女子更衣室へ忍び込むなんて、暗くて気持ちの悪いむっつり君のあなたくらいしかいないわよ」

「的を得すぎて何も言い返せないです……」

ここで「眼鏡」を使ったことを少し後悔した。ここまでボロクソに言われるとは思っていなかったからだ
僕が小さい頃眼鏡を使ったとき、「モノ」はみんな僕に優しくしてくれたものだった

「何?そのモジモジした態度は。普通ならここで母性本能でもくすぐられるものだけど、
あんたのモジモジは気持ち悪いだけよ」

相手はたかがジャージ(下/二年用)だ。どんなに罵倒されようともいちいち挫けていたらどこへ行っても僕はだめな奴のままであるなと思った

「ところであの……」

「言わないで。分かっているわ。あんたの言いたいことなんて」

ジャージ(下/二年用)は右手で僕を制し、悪戯な目で僕を瞥した

「あたしが誰のジャージか気になっているんでしょう?」

図星だった。今回の目的は一つ。このクラスの、更衣室というバトルフィールドで
クラスのアイドル「あけみちゃん」のジャージをGETすることである

「誰のだと思う?うふふ。教えてアゲナイ。だってあたしが誰のものか教えて、
それがもし下村さんのジャージだったとしたら、あなた、あたしをあのブルマーみたいに
蹴飛ばすのでしょう?」

確かにそう思うだろうな。ジャージ(下/二年用)にもブルマーと同じ末路を歩む可能性を示唆したのは僕だ
どこまでも馬鹿な自分に嫌気がさす
僕はしょんぼりしてうつむくしかなかった

「もしあたしがあなたの探しているジャージだったらどうするのかしら?
頭からかぶる?それともちんちんに巻き付けるの?ノーパンで履くことだってできるわよ」

僕は悩んだ。どれも捨てがたい大技である
僕が唸って悩んでいると、ジャージ(下/二年用)は呆れたように溜息をついた

「あんた、本当に馬鹿ね。その行動で悩むってことはどれもやってみたいっていうことじゃない。
そんなことされてあたしが喜ぶとでも思うの?」

「……嫌なんですか?」

「当たり前じゃない!!あたしは体操用に生まれてきたのよ。あなたの“ハァハァ”のためにあるんじゃないんだから!」

「……ということは……」

「そうよ。あなたに教えられることなんて何一つないわ。おとなしく帰って、お菓子系エロ雑誌でも読んでなさい」

「いやでも僕……ここで帰るわけには……」

「何よ!あんたが興味を示しているのはジャージの持ち主で、あたし自身じゃないんでしょう!?」

今度はジャージ(下/二年用)がうつむいて黙ってしまった
それが何故なのか僕には分からない。
あんなに怒っていたジャージ(下/二年用)はそれっきり喋ろうとしない
それじゃあ、ということで、
僕はジャージ(下/二年用)に名前が書いていないか確かめるべく手を伸ばした

「ちょ……ちょっとどこ触ってんのよ!」

ジャージ(下/二年用)はその裾で僕の手を払いのけようと暴れた
僕はその裾を左手で押さえ、強引にジャージ(下/二年用)の中に手を滑り込ませる

「あんた自分が何やってるかわかっ……ぅん……」

ジャージ(下/二年用)の動きが止まった
そして僕も動けなくなった
緊張した空気
時間にして二秒かそこらの間だったが、
僕たちには長い長い時間のように感じられた
ジャージ(下/二年用)の中に手を入れたまま中を覗く勇気がなかった
それは名前を確かめられないのではない
ジャージ(下/二年用)に対して、何らかの感情が芽生え始めているからだった
ジャージ(下/二年用)は、顔を赤らめたままうつむいて
目に少し涙を溜めているらしかった
僕は小さな(大きな?)罪の意識に苛まれ、ジャージ(下/二年用)の中からゆっくりと手を出した

「……ごめん」

ジャージ(下/二年用)は無言でゆっくりと頷いた

「な……泣いてるの?……」

無神経に、僕がジャージ(下/二年用)の顔を覗き込む
ジャージ(下/二年用)は泣き顔を見られまいとハンガーを横に捻った

「ううん……ちょっと……びっくりしただけ……」

心なしか、声が震えている
僕はどうしていいのかわからなくて、立ちすくむしかなかった
更衣室にはジャージ(下/二年用)の他にも多彩なグッズがある
にも関わらず、僕はこのジャージ(下/二年用)にこだわっていた
それが何故なのかは分からない
こだわっていたことに気が付いたのも、今この時点で、なのだから
シンとする更衣室は、不気味なものだった
微かに聞こえるのは、ジャージ(下/二年用)の啜る鼻の音と、少し乱れた息づかいだけだ
いくらか時間が過ぎて
ジャージ(下/二年用)が大きく息を吐いた
そして僕を上目遣いで見つめてくる
何か言いたそうに口を少し開き
声を出す息を吸い込んでは、苦しそうに飲み込む

「……どうかした?」

僕がそう尋ねると、ジャージ(下/二年用)は深呼吸してから
ゆっくりと口を開いた

「少しだけなら……いいヨ」

最初、意味が分からなかった
しかしよくよく考えてみると、僕のジャージ(下/二年用)に対する願いはただ一つである
名前を見せて貰える
そう思い、僕はまたジャージ(下/二年用)に手を伸ばした
爪の先がジャージ(下/二年用)に触れる

「やっ優しく……」

僕は慎重に、ジャージ(下/二年用)の中に手を入れた
そして生地の裏を隈無く探した
名前を探しながら、だんだんどうでも良くなってきた
誰のジャージであっても、どうでもよかった
このジャージ(下/二年用)は、誰でもないからだ
名前を見つけたが、歓喜も落胆もなかった
僕はジャージ(下/二年用)からゆっくりと手を出した

「名前は……見つかったの?」

僕はジャージ(下/二年用)を無言で見つめた

「蹴飛ばしたり、ちんちんに巻いたり、もって帰ったりしなくていいの……?」

ジャージ(下/二年用)は先までと違う、甘い声色をしていた
声が震えているのは、さっき泣いていたからだなと思った
少し切なくて、少し悲しくて、何かが胸を締め付ける……

「名前は、なかったよ」

嘘をついた僕は、更衣室の扉を開け
ジャージ(下/二年用)に少し微笑んでから
眼鏡をおでこへと上げた





元ネタが分からない人、ごめんなさい
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by gennons | 2004-11-19 04:02 | 妄想